津高SSH - SS生命科学


7月23日(水)、「SS生命科学」の第6回講義を実施しました。

「SS生命科学」は、三重大学医学部をはじめとする専門家から、生命の神秘、最先端医療、そして医学と社会の関わりについて学ぶ全8回の講義と実習です。この講座は、受講生が生命科学への理解を深め、将来の進路を考えるきっかけとなっています。実際に、多くの修了生が医学部などへ進学しています。

第6回目の今回は、伊賀市立上野総合市⺠病院副院⻑の櫻井洋至先生を講師にお迎えしました。「呼吸器(喉頭・気管・肺のマクロ解剖:構造と機能)」というテーマで、医師に求められる能力(コンピテンシー)、患者とのコミュニケーションの大切さ、 進路選択・医師としての志の持ち方、人間性と心構えなど、貴重なお話を伺うことができました。
さらに、豚の気管と肺と心臓をお持ちいただき、気管の構造や実際に肺の膨らむ様子の観察、心臓の部屋の様子などについて詳しく説明していいただきました。また、三重大医学部3年生の小川さん(本校卒業生)がTAとしてサポートしていただくだけでなく、医学部の様子や実習の実際などについてお話してくださいました。

講義のメッセージ
医師になるには、単なる知識だけでなく、人と関わる力、考えを伝える力、自分の志を持ち続ける力が必要である。どんな性格も強みになり得る。自分らしさを大切にしながら、社会の中でどのように役に立ちたいのかを考え、困難にも向き合える覚悟と使命感を持つことが、医療に携わる者としての出発点である。