津高SSH - SS生命科学


6月25日(水)、「SS生命科学」の第2回講義を実施しました。

「SS生命科学」は、三重大学医学部をはじめとする専門家から、生命の神秘、最先端医療、そして医学と社会の関わりについて学ぶ全8回の講義と実習です。この講座は、受講生が生命科学への理解を深め、将来の進路を考えるきっかけとなっています。実際に、多くの修了生が医学部などへ進学しています。

第2回目の今回は、鳥羽市神島診療所の小泉圭吾先生を講師にお迎えしました。「神島とへき地医療のこれから」というテーマで、神島での地域医療実践と現場のリアル、地域医療の魅力と葛藤、新しい医療の仕組み・テクノロジーの活用、医師としての在り方・心構えなど、貴重なお話を伺うことができました。

講義のメッセージ
へき地医療は大変で孤独に見えますが、医師自身が人と地域に深く関わることで、自分の存在意義を見出し成長し続けることができる場です。技術革新や制度整備を最大限に活用しつつ、対人支援の本質や温かさを忘れずに、「誰かの役に立ち続けること」が、結果として医療者としての自己実現につながると思います。