学校紹介

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本校は、明治13年1月、旧津藩校「有造館」の敷地に津中学校として開校したのが始まりです。その後、明治32年に三重県第一中学校に、大正8年には三重県立津中学校に改称され、昭和23年に新学制の実施により、三重県立津中学校と三重県立津高等女学校が統合し三重県津高等学校が誕生し、昭和30年に三重県立津高等学校と改称されて現在に至っています。明治・大正・昭和・平成・令和と5つの時代にわたって歴史を重ね、今年で創立から144年目を迎えました。同窓生は5万人を超える歴史と伝統のある学校です。

本校は現在、各学年8学級、約960人の生徒が在籍しており、目指す学校像として「『自主・自律』の校訓のもと、高い知性と教養を持ったリーダーが育つ学校」を掲げ、日々の教育活動に取り組んでいます。授業では、ICT機器を効果的に活用しながら、対話的学びを通して論理的に考える力や他者を理解・受容して自分の考えを発信する力を育むなど、主体的に学ぶことにより真の学力を身につけることを目指しています。また、「生徒が主語である学校づくり」を大切に、体育祭・文化祭などの学校行事や部活動は、生徒の意思が尊重され生徒の自治のもと運営がなされています。

2007(平成19)年度に文部科学省から指定を受けた「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」は今年で18年目を迎えており、全校生徒が3年間にわたる探究活動に取り組み、研究テーマの設定から研究の計画、実験・調査、結果の分析、論文作成を進めています。また、姉妹校提携を結んでいる台湾の高雄市立中山高級中學とは、お互いの生徒がオンラインを活用して共同テーマを設定し探究活動を合同で進めたのち、それぞれの学校を実際に訪問し交流・発表を行っています。

新型コロナウイルスの影響で、中学校時代に多くの教育活動に制限を受けてきた生徒が入学してきている現状を踏まえ、津高等学校では学校内外で様々な人と出会い様々な体験ができる取組に注力しています。また、ライブラリー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれた図書館を活用し、本を通じて先哲に出会う機会も大切にしています。
これまでの伝統と実績を踏まえつつ、さらなる改革を積み重ねることによって、みなさまの期待と信頼に応えるとともに、生徒に夢と希望を与え、高い知性と教養、豊かな心を備えた津高生として有意義な学校生活を送ることができるよう、教職員とともに邁進してまいります。

   今後とも、本校の教育活動へのご理解をいただきますとともに、みなさまのさらなるご支援を賜りますようお願い申し上げます。


 2024年4月
三重県立津高等学校長
  上村 和弘