SS生命科学 第4回講義「Disease Detectiveへの誘い~実地疫学のご紹介~」[2025.7.3]
7月3日(水)、「SS生命科学」の第4回講義を実施しました。
「SS生命科学」は、三重大学医学部をはじめとする専門家から、生命の神秘、最先端医療、そして医学と社会の関わりについて学ぶ全8回の講義と実習です。この講座は、受講生が生命科学への理解を深め、将来の進路を考えるきっかけとなっています。実際に、多くの修了生が医学部などへ進学しています。
第4回目の今回は、三重大学大学院医学系研究科の神谷元先生(本校卒業生)を講師にお迎えしました。「Disease Detectiveへの誘い~実地疫学のご紹介~」というテーマで、神谷先生の背景と進路選択の動機、公衆衛生・予防医療の意義、 実地疫学とそのアプローチ、現代への応用:COVID-19の船内調査など、貴重なお話を伺うことができました。
講義のメッセージ
病気を「治す」ことも大切だが、それ以上に「予防する」ことが人の命を守る。現場に行き、観察し、原因を突き止めて対策を講じる実地疫学は、社会を支える重要な医療の一つ。人々の命や生活を守るために、見えないリスクに立ち向かう力と知恵が必要である。