津高SSH - 地学部会









8月7日(金)・8日(土)の2日間、大阪府立天王寺高校の皆さんをお迎えし、三重県内を舞台にした「合同地学フィールドワーク」を実施しました。

今回の2日間のテーマは、「見えるものから見えないものを見よう」。ただ目の前の景色や岩石を見るだけでなく、その奥に隠された地球の歴史や宇宙の構造を科学的に想像・解き明かしていく探究旅です。

【1日目】神島の成り立ちを探る地質観察 & 磨洞温泉でのロマンあふれる天体観測
1日目の日中は、鳥羽市にある「神島」へ船で渡り、島に露出する岩石や海岸の転石を丹念に調査しました。「この島はどのようにしてできたのか?」という大きな謎に迫りました。
夜は宿泊先の「磨洞(まどう)温泉」(津市)へ移動し、夜空を見上げる天体観測を実施しました。「夏の大三角」や「北斗七星」など肉眼で見える星々から、望遠鏡を使って「アルビレオ」や「ダブル・ダブルスター」といった二重星の観測に挑戦しました。目には1つの星に見えても実は2つの星からなることや、夜空に描かれた見えない星の繋がりを体感する、幻想的で学びの深い夜となりました。

【2日目】「磨洞」の謎解き、扇状地歩き、そして体験型実習へ!
2日目の朝は、「なぜ『磨洞温泉』という名前がついているのか?」という謎に挑戦!温泉名物の「洞窟」と近隣の砂岩層の露頭(ろとう)を観察し、地形と人間の歴史の繋がりを解き明かしました。
続いて四日市市水沢(すいざわ)町へ移動し、広がりのある扇状地を実際に歩きながら「この地形はどうやって形成されたのか」を足の感覚とともに想像しました。
午後は本校の地学室へ移動し、充実の実習タイム!神島で採取した岩石(チャート)を使った「火起こし体験」や、現在考えられている神島の成り立ちについての解説、そして天体望遠鏡を使った「太陽の黒点観測」を行いました。

他校の仲間と意見を交わしながら、目の前にある岩石や地形、星の輝きから「見えない歴史や構造」を紐解いた濃密な2日間。生徒たちの観察力と探究心が大きく磨かれた、素晴らしい合同フィールドワークとなりました。