地学基礎特別授業:ラジオゾンデ観測と異常気象[2025.12.4]
12月4日(木)、2年生の地学基礎の授業の一環として、
三重大学生物資源学部 立花義裕先生を講師に招き、ラジオゾンデによる気象観測と、異常気象に関する特別講義を実施しました。
生徒たちは観測の結果に加え、立花先生から以下のような危機意識と行動変革を促す重要なメッセージを受け取りました。
・日本の異常気象はすでに危機レベルで増加しており、温暖化が気候システムを変え、猛暑・寒波・豪雨を極端化させている。
・気候災害は単なる自然災害ではなく“人災”の側面が強く、適切な対策を講じることで被害は大幅に減らせる。
・脱炭素は環境問題としてだけでなく、むしろ経済と安全保障の重要な問題である。
・日本は世界で最も気候変動に敏感であるべきであり、この分野でリーダーシップを取るべき立場にある。
この特別講義は、観測データと専門家の知見に基づき、私たちが取るべき行動について深く考える貴重な機会となりました。
