車座トークVol.43「チョコレートがつないだ失敗とマイパーパス」を開催しました
3月5日(木)放課後、車座トークVol.43「チョコレートがつないだ失敗とマイパーパス」を開催しました。14人の方にご参加いただきました。話し手は、森永製菓株式会社の植竹麻衣子さんです。
まず初めに森永製菓の「おいしく たのしく すこやかに」という企業理念のもと行ってきた社会貢献についてお話いただきました。その後「1チョコfor1スマイル」の活動における失敗と学び、支援を受けた現地の人々の声を聞くことで、国際課題の解決は一筋縄ではいかないこと、高校生の内から「自分ごと化」することが大切であることを教わりました。津高校では家庭の授業で「1チョコfor1スマイル」について学習します。今回の車座トークは授業で学んだことのその先を知ることができ、国際社会の一員であることを意識する貴重な機会となりました。
話し手の植竹さん、参加してくれたみなさん、ありがとうございました!
■参加者の車座トークに参加した感想■
・家庭の授業で児童労働について学び、普段チョコを美味しくいただいている私たちがそのことについてもっと真剣に考えるべきだと思いました。今日のお話を聞いて、今カカオの生産国で何が起こっているのかを知ることが第一歩になると感じました。私たちよりも小さい子どもが危険な労働を毎日強いられていることに衝撃を受け、1チョコforスマイルのような取り組みがもっと広がってほしいと思いました。私たちにできることは限られていますが、児童労働について正しい知識を持ち、それを広めることで働く子どもたちに少しでも希望を与えられるような世界になってほしいと思います。今日は貴重な体験のお話を聞かせていただいてありがとうございました。
・児童労働の現場や現地の様子を知らない私たちは、フェアトレードの商品を買うだけで満足してしまいがちだ。だから、実際にガーナを訪問した時の動画を見て、児童労働をしていた人が、学校に通えるようになったからといってそれまでの児童労働から完璧に抜け出せる訳ではないということを知って驚いた。児童労働だけでなく、現地には農家の貧困などさまざまな問題が残されている。森永製菓の方々がフェアトレードの商品だけでなく出張授業など新たな視点や方法で伝えているので、消費者の立場である自分たちも買うだけで満足するのではなく、そこから現地にはどのような問題があるのか、現在の状況はどうなのかなど自ら知っていくことが大切だと思いました。
・本日は、ご自身の情熱と行動力に溢れた貴重なご講義をありがとうございました。
特に、「チョコレートが好き」という純粋な原動力を軸に森永製菓への入社を決め、そこからさらにガーナという現場へ足を運んで「一次情報」を取りにいく講師の方の姿勢に、強い感銘を受けました。単なる憧れに留まらず、現地の生活者と対話することで、甘いお菓子の背景にある「児童労働」や「貧困」といった構造的課題を自分事として捉え直されたお話には、圧倒的な説得力がありました。
なかでも、「ワクワクの格差をなくしたい」というお言葉が深く心に残っています。お菓子を通じて消費者の喜びを生産者の福祉へと還元し、すべての子どもたちが未来に期待を抱ける社会をつくる。この「1チョコ for 1スマイル」の試みは、個人の「好き」という熱量を、社会価値の創造へと昇華させる素晴らしいモデルであると学びました。
また、ご自身の熱意が先行しすぎて独りよがりになったという「大失敗」のエピソードを率直に共有してくださったことも、大きな学びとなりました。社会を動かすのは個人の情熱だけでなく、周囲を巻き込み、小さな繋がりを大きな価値に変えていく「共創」のプロセスなのだという教訓は、将来リーダーシップを志す私にとって、生涯の指針となるものです。
「キャリアのきっかけを決めるのは自分自身である」という講師の方の力強いお言葉を胸に、私も自身の関心を社会の要請と合致させ、傍観者ではなく当事者として世界に向き合える人間を目指します。本日は、私の価値観を揺さぶるような素晴らしい学びの機会を、本当にありがとうございました。


